国会での会議の原則

 国会での会議の原則には以下のものがあります。
・定足数
・表決数
・公開

定足数

 定足数とは、合議体が議事を開き、行うために必要な最小限の出席者数をいいます。
 ここでいう合議体とは、複数の人員で組織され、その構成員の全会一致、または多数決により、その意思決定がなされる組織をいいます。例えば、国会や内閣がこれにあたります。
 憲法56条1項には、
「両議院は、各々その総議員の三分の一以上の出席がなければ、議事を開き議決することができない。」
 とあります。
 衆参の両議院は、それぞれ、その総議員の3分の1以上が出席しなければ、議事を開くことができません。

表決数

 表決数とは、合議体が意思決定を行う上で必要な賛成数をいいます。
 国会では、憲法に特別な定めがない場合は、原則として出席議員の過半数で決することになっています。

 表決数に憲法による特別の定めがある場合は、全部で5つあります。
 これらは、
・出席議員の3分の2以上が必要なもの
・総議員の3分の2以上が必要なもの
 に分けられます。

出席議員の3分の2以上が必要なもの

・議員の資格訴訟の裁判
・秘密会
・議員の除名
・法律案の再可決

総議員の3分の2以上が必要なもの

・憲法改正の発議

公開

 両議院の会議は、原則として、公開しなければなりません。
 ただし、出席議員の3分の2以上の賛成があった場合は、秘密会を開くことができます。
 また、出席議員の5分の1以上の要求があれば、各議員の表決は、会議録に記載さなれなければなりません。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする