カメラのレンズ設定

 データ(カメラ)のタブでは、以下の設定が行えます。
 レンズの種類には、透視投影、平行投影、パノラマ状があります。

透視投影

 消失点が設定された遠近感尾ある画像がレンダリングされます。透視図法での消失点の数は1~3つありますが、その数はカメラの回転によって自動で設定されます。

平行投影

 消失点がない画像がレンダリングされます。遠近感がないため機械図面のような画像になります。

パノラマ状

 パノラマ(超広角レンズ)を有効にします。360度レンダリングするには焦点距離を5に設定し、カメラを水平(x軸を90度)にした上でレンダリングします。ただし、パノラマ状のレンズを選択した場合はFreestyleによる線画の出力は行えません。

焦点距離や視野角の設定

 レンズの焦点距離や視野角とは、レンダリングされる範囲のことです。
 Blenderで焦点距離や視野角を調整する場合は以下の図にあるように「ミリメーター」か「視野角」を設定し「焦点距離」あるいは「視野角」の項目に数値を入力します。

 画像のサイズが同じでも焦点距離が近い(視野角が広い)と広い範囲をレンダリングできます。逆に、焦点距離が遠い(視野角が狭い)と狭い範囲をレンダリングすることになります。

 広い範囲をレンダリングする場合、遠近感の付き方が急になります。例えば人物をこの設定で撮影すると迫ってくる印象を与えることができます。

 ただし、顔のパーツなどにも急な遠近感が入ってしまうので歪んだような印象を与えてしまいます。

 狭い範囲をレンダリングすると、遠近感があまり感じられないものになります。これを利用して、複数のものの間の距離が詰まっているかのように撮影することが可能です。
 例えば、上から見て以下のように立方体と球体が並んでいたとします。

これをそれぞれ、視野角が広いカメラと、狭いカメラでレンダリングすると以下のようになります。

 同じ配置で撮影したにも関わらず、視野角が狭い方が距離が詰まっているかのように撮影できました。

 一般に、レンズの種類と視野角は以下のように定義されています。

  • 超広角レンズ(魚眼レンズ):最大180度の視野角
  • 広角レンズ:100度~60度
  • 標準レンズ:50度~25度
  • 望遠レンズ:15度~10度
  • 超望遠レンズ:8度~1度

シフト

 シフトの項目の値を変化させることで、カメラ位置を変えずに各軸方向に視界を移動させることができます。

クリッピング

「開始」から「終了」までの距離がカメラでレンダリングされることになります。

 遠くのものまでレンダリングする場合は、「終了」の値を大きくする必要があります。
 また、大きなものをレンダリングする場合、わざと中途半端な距離を「終了」の値に設定することで断面図のような画像をレンダリングすることも可能です。

カメラのプリセット

 カメラのプリセットを使用することで、市販品などのカメラの設定に自動的にすることができます。

センサー

 ここでいうセンサーとは、カメラの撮像素子のことをいいます。撮像素子とは、レンズから入ってきた光を電気信号に変換する電子部品のことをいいます。
 センサーのサイズを変更させると、焦点距離(視野角)も変化します。

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