無効及び取消し

 無効とは、効力が初めから発生しないことをいいます。
 取り消しとは、取消権に基づき、一応有効な法律行為の効果を初めにさかのぼって、無効にすることをいいます。

無効な行為の追認

 無効な行為は、追認によっても、その効果を生じません。
 ただし、当事者がその行為の無効であることを知って追認したときは、新たな行為をしたものとみなします。

取消権者

 行為能力の制限によって取消すことができる行為は、制限行為能力者又はその代理人、継承人若しくは同意をすることができる者に限り、取消すことができます。
 詐欺又は脅迫によって取消すことができる行為は、瑕疵ある意思表示をした者又はその代理人若しくは継承人に限り、取消すことができます。

取消の効果

 取り消された行為は、はじめから無効であったものとみなされます。
 ただし、制限行為能力者は、現に利益を受けている限度において、返還の義務を負います。

取消すことができる行為の追認

 取消すことができる行為は、民法120条に規定するものが追認したときは、以後、取消すことができません。ただし、追認によって第三者の権利を害することはできません。

取消権の期間の制限

 取消権は、追認をすることができる時から5年間行使しないときは、時効によって消滅します。
 また、行為の時から20年を経過したときも、時効によって消滅します。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする