議院の権能

 議院の権能には以下のものがあります。
・議院自立権
・国勢調査権

議院自律権

 議院自律権とは、議院の権能の1つです。
 格議院が、それぞれの内部事項について内閣や裁判所などの国家機関や他の議院から干渉を受けることなく自主的に決定を行える権能をいいます。
 議院自律権には、以下のものがあります。
・内部組織に関する自律権
・運営に関する自律権

 内部組織に関する自立権には以下のものがあります。

会期前に逮捕された議員の釈放要求権

 憲法50条には、
「両議院の議員は、法律の定める場合を除いては、国会の会期中逮捕されず、会期前に逮捕された議員は、その議院の要求があれば、会期中これを釈放しなければならない。」
 とあります。

議員の資格訴訟の裁判権

 憲法55条1項には、
「両議院は、各々その議員の資格に関する争訟を裁判する。但し、議員の議席を失はせるには、出席議員の三分の二以上の多数による議決を必要とする。」
 とあります。

役員選任権

 憲法58条1項には、
「両議院は、各々その議長その他の役員を選任する。」
 とあります。

 運営に関する自律権として、憲法58条2項には、
「両議院は、各々その会議その他の手続及び内部の規律に関する規則を定め、又、院内の秩序をみだした議員を懲罰することができる。但し、議員を除名するには、出席議員の三分の二以上の多数による議決を必要とする。」
 とあります。
 これらのことから以下の権利が導かれます。

議員規則制定権

 議員規則制定権とは、各議院が、自らの組織運営に関する規則を自ら決められることをいいます。

議員懲罰権

 議員懲罰権とは、各議院が定めた議院規則などを守らず、院内の秩序を乱した議員を、各議院で懲罰できることをいいます。

国勢調査権

 国勢調査権とは、各議院が、それぞれ立法、行政、司法を含む政治全般について、調査する権能をいいます。
 憲法62条には、
「両議院は、各々国政に関する調査を行ひ、これに関して、証人の出頭及び証言並びに記録の提出を要求することができる。」
 とあります。

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